ヒアルロン酸を超える!プロテオグリカンの美容・健康効果検証と副作用のリスク
[公開日]2016/06/06[更新日]2017/07/04
しわ、シミ、たるみ、乾燥・・・年齢とともに増えていく肌の悩みの解決方法はもう見つかっていますか?それらの肌悩みをすべて解決に導くスキンケアができたとしたら?
プロテオグリカンは、特に乾燥・エイジングの悩み解決に、さらに軟骨成分として健康面では自分の足でいつまでもスムーズに歩きたい方にぴったりです。
プロテオグリカンの効果は、どのように取り入れるかで得られる効果も変わってくるので目的に応じた選び方が必要です。
近年、「プロテオグリカン」という言葉をよく耳にするようになったのは、日本のメーカーと大学の共同研究によって量産化・低コスト化(かつては1g3000万円の超高級成分)が実現し、サプリメントや美容ドリンク、化粧品に配合されるようになったからです。
プロテオグリカンは、タンパク質とムコ多糖(グリコサミノグリカン)の総称で、以前はムコ多糖タンパク質と呼ばれていました。
構造など難しい話は省きますが、保水力・保水維持力に優れたタンパク質なんだなとわかっていただければOKです。
プロテオグリカンは、もともと身体の軟骨部分や肌の真皮層を構成する成分として存在していますが、年齢とともに減少していくことがわかっています。
体内の総プロテオグリカン量は微々たるものですが、果たす役割が大きいため身体にとってなくてはならない成分です。
プロテオグリカンの減少要因は下部で解説します。
ここでは、プロテオグリカンが身体にどんな効果をもたらすかを紹介します。プロテオグリカンが持つスキンケア効果はとても幅広く、乾燥肌・敏感肌の保湿ケアからハリ・しわといったエイジングケア、くすみ・美白対策まで対応しています。
化粧品で取り入れる場合、プロテオグリカンの恩恵を最も受けやすいのは、美容成分が濃縮されている美容液です。以下は、実験して効果が認められた美容・スキンケア効果です。
その他にも、皮脂分泌、栄養素・酸素・水分の運搬という効果が期待できます。ただし、化粧品によるスキンケア効果は、角層までです。化粧品によるスキンケアは保湿や肌荒れ対策、ターンオーバーサポートが期待できるでしょう。
年齢とともに失われる真皮層のヒアルロン酸やコラーゲン対策は、外側からのスキンケアと併用して内側からのインナーケアも同時に行うようにしましょう。
プロテオグリカンは美肌対策だけではありません。これまでグルコサミンやコンドロイチンを意識して摂ってきた方、つまづきが気になってきた方、歩くのがおっくうに感じている方にとって、効果的な成分です。
特にグルコサミンやコンドロイチンのサプリを1日に何粒も飲んでいる方にとっては、より手軽に効率よく成分補給できるようになります。
他にもヒアルロン酸産生サポートや抗炎症作用、免疫調整機能といった効果も期待できます。
栄養は、食事から取り入れるのが理想ですがプリテオグリカンに関しては配合されているものが少ないため、サプリメントや健康食品から取り入れる方が効果的です。
タンパク質のアレルギーを持つ場合:プロテオグリカンは、タンパク質とムコ多糖(グリコサミノグリカン)によってできているため、タンパク質を摂取することでアレルギー反応が出る場合は控えましょう。もしくはアレルギー検査をおこなうようにしましょう。
サプリメントや美容ドリンクでプロテオグリカンを選ぶときは、1日5mg(=5000μg)以上をひとつの目安にすると良いでしょう。
摂取制限はありませんが、他のサプリメント同様、飲めば飲むほど良いわけではないため、1日の摂取量よりも継続できるものを選ぶようにしましょう。
プロテオグリカンを取り入れる方法は3つあります。1つは、化粧品によるスキンケア化粧品で皮膚の角層にアプローチをするもの。2つ目はサプリメント、3つ目は美容ドリンクで全身のタンパク質補給をおこなう方法です。
コラーゲンドリンクと同様、プロテオグリカン配合のサプリメントや美容ドリンクを飲んだから軟骨や真皮層に直接行き渡るのではなく、まずは分解・吸収され、そのあとに必要な部位に必要な分だけプロテオグリカンが運ばれます。
プロテオグリカンだけで摂取した場合、保湿力改善の効果は薄いため、コラーゲンと一緒に摂ることをおすすめします。それにより、保湿・弾力・たるみ・しわ・バリア機能・シミ対策を効率よく短期間で改善できると考えられます。
ヒアルロン酸同様、肌に存在する成分なので、肌なじみもよく浸透性に優れています。プロテオグリカンは、保水力に加え、保水維持力やEGFと同じような働きをするため、総合的に見るとプロテオグリカンのほうが効果的な美容成分と言えます。
特に、秋から冬にかけて湿度がガクンと下がる時期や乾燥肌対策としておすすめできます。
軟骨成分としてはわずか5%ほどですが、保水力に優れているため約70%を占める水分をしっかりとキープすることができるのはプロテオグリカンのおかげです。
痛みをかばって運動をしなくなると、ロコモティブシンドロームという症状や変形関節症といったトラブルを抱えるようになります。
プロテオグリカンは、軟骨細胞の活性化を促したり、クッション効果を高めるという多機能性が期待できるので、グルコサミンやコンドロイチンを超える健康成分として注目を集めています。
グルコサミンからプロテオグリカンに変換されるまでさまざまな工程が必要になるので、効率良く軟骨成分を補うことを考えるとグルコサミンよりもプロテオグリカンを取り入れるほうが好ましいでしょう。
軟骨を構成する割合はわずか5%ほどですが、肌の構造でいうセラミドのようななくてはならない重要な役割を果たします。
現在では60℃以下の低温処理、もしくは非加熱で変性しないプロテオグリカンを抽出する方法が主流となっています。
プロテオグリカンの抽出・加工で注意すべき点は、以下の2つです。
2つの項目をチェックする場合、抽出方法にこだわっているメーカーサプリメントであれば、ホームページを見るとどのように抽出・加工したのか書かれています。
わたしたち消費者が商品を見ただけでは品質の善し悪しを判断することは難しいのが現状です。選ぶ時の目安として、GMPマークがついているものを選ぶようにしましょう。
主成分ではない添加物が配合成分欄で一番上に掲載されているもの、もしくは大々的にプロテオグリカン配合と謳っているのに、配合順が下から数えたほうが早い場合はその成分の効果は期待しにくいでしょう。
ひとつひとつの成分をチェックするのは難しいので、まずはパッケージだけで選ばず、配合成分をチェックするようにしましょう。
プロテオグリカンは、もともと体内に存在しつくられるものです。ただし、以下の要因によって減少する場合があります。減少する理由を知り、減らさない対策を心がけましょう。
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すると、細胞の活性化が鈍るため、細胞からつくられるプロテオグリカンの量も減少してしまいます。
もちろん毎日の食事から取り入れることが望ましいですが、熱に弱いという特性ももつため、食事からの摂取よりもサプリメントやドリンクで取り入れるほうが続けやすく効率的です。
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プロテオグリカンは、まだまだ研究が進み、これから新たな発見が期待できる成分です。実際、プロテオグリカンと血小板造血や免疫機能の関係性についても研究が進められており、まだまだ様々な効果が期待できます。
皮膚からは、保湿の決め手である角層とハリや弾力の源である真皮層にアプローチでき、体内ではタンパク質として減っていく軟骨成分を補う役目を果たしてくれます。
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プロテオグリカンは、特に乾燥・エイジングの悩み解決に、さらに軟骨成分として健康面では自分の足でいつまでもスムーズに歩きたい方にぴったりです。
プロテオグリカンの効果は、どのように取り入れるかで得られる効果も変わってくるので目的に応じた選び方が必要です。
最近、よく耳にするプロテオグリカンの正体とは?
近年、「プロテオグリカン」という言葉をよく耳にするようになったのは、日本のメーカーと大学の共同研究によって量産化・低コスト化(かつては1g3000万円の超高級成分)が実現し、サプリメントや美容ドリンク、化粧品に配合されるようになったからです。
プロテオグリカンは、タンパク質とムコ多糖(グリコサミノグリカン)の総称で、以前はムコ多糖タンパク質と呼ばれていました。
構造など難しい話は省きますが、保水力・保水維持力に優れたタンパク質なんだなとわかっていただければOKです。
プロテオグリカンは、もともと身体の軟骨部分や肌の真皮層を構成する成分として存在していますが、年齢とともに減少していくことがわかっています。
体内の総プロテオグリカン量は微々たるものですが、果たす役割が大きいため身体にとってなくてはならない成分です。
プロテオグリカンの減少要因は下部で解説します。
実験によって認められているプロテオグリカン7つの美容効果
ここでは、プロテオグリカンが身体にどんな効果をもたらすかを紹介します。プロテオグリカンが持つスキンケア効果はとても幅広く、乾燥肌・敏感肌の保湿ケアからハリ・しわといったエイジングケア、くすみ・美白対策まで対応しています。
化粧品で取り入れる場合、プロテオグリカンの恩恵を最も受けやすいのは、美容成分が濃縮されている美容液です。以下は、実験して効果が認められた美容・スキンケア効果です。
保湿/保湿維持力
保湿力はヒアルロン酸の1.3倍、長時間保湿力を保つ力も優れているEGF様作用(表皮細胞増殖促進作用)
新しい細胞を作り出すエイジングケア成分として知られるEGFと同じ働きが認められています。EGFとは
EGF(上皮細胞成長因子)は、ノーベル賞を受賞した成分でアミノ酸が連なって形成するポリペプチドの一種。25歳頃から低下する細胞の再生能力を食い止める働きがあるとして、肌のエイジング対策だけでなく、脱毛の防止効果に対する研究が進められている。ヒアルロン酸やコラーゲンとともに配合されると、相乗効果が高まる。
肌荒れ対策
抗炎症作用をもつため、バリア機能が低下し、刺激に弱い敏感肌〜エイジングケアが必要な肌まで肌荒れ対策ができます。ヒアルロン酸産生作用
真皮層にある肌のハリ・弾力効果をもたらすヒアルロン酸の産生を促進する働きが認められています。コラーゲン産生作用
真皮の約7割を占めるコラーゲンですが、減少しはじめると急激に減るため、シワ・たるみの進行が加速します。プロテオグリカンには、真皮層を構成するⅠ型コラーゲンの産生を促す効果が確認されています。シワ改善作用
プロテオグリカンを4週間塗布することで、シワの長さと面積ともに減少しています。色素沈着改善作用
プロテオグリカンを4週間塗布した結果、ターンオーバーの促進作用等により、色素沈着部位の面積が小さくなったことがわかっています。その他にも、皮脂分泌、栄養素・酸素・水分の運搬という効果が期待できます。ただし、化粧品によるスキンケア効果は、角層までです。化粧品によるスキンケアは保湿や肌荒れ対策、ターンオーバーサポートが期待できるでしょう。
年齢とともに失われる真皮層のヒアルロン酸やコラーゲン対策は、外側からのスキンケアと併用して内側からのインナーケアも同時に行うようにしましょう。
美白成分は入ってないけど、ターンオーバーやバリア機能サポートが期待できるから、プロテオグリカンによる保湿ケアなら美白ケアまでカバーできそうだね。
そう。特に保湿力と保湿キープ力に長けてるから、乾燥しやすい季節に使うとプロテオグリカンの保湿力を実感しやすいわ。
実験によって認められているプロテオグリカン3つの健康効果
プロテオグリカンは美肌対策だけではありません。これまでグルコサミンやコンドロイチンを意識して摂ってきた方、つまづきが気になってきた方、歩くのがおっくうに感じている方にとって、効果的な成分です。
特にグルコサミンやコンドロイチンのサプリを1日に何粒も飲んでいる方にとっては、より手軽に効率よく成分補給できるようになります。
軟骨の減少を抑制
プロテオグリカンを取り入れることで、変形関節症を予防・改善することができます。軟骨細胞の分化促進
細胞の分化が促進されることで、減少する軟骨成分の阻止と減少に伴う変形関節症など関節トラブルを予防・改善することができます。石灰化抑制
カルシウムが細胞に沈着してしまう「石灰化」を予防・対策する効果があります。また、動きが悪くなる軟骨の柔軟性を保つ役割も持ちます。他にもヒアルロン酸産生サポートや抗炎症作用、免疫調整機能といった効果も期待できます。
プロテオグリカンを過剰摂取すると肥満につながる?副作用リスクとアレルギー
過剰摂取による副作用は1件もなし
また、プロテオグリカンの過剰摂取は肥満の原因になると一部で言われていますが、プロテオグリカンの過剰摂取による肥満やその他の副作用の報告はなされていません。栄養は、食事から取り入れるのが理想ですがプリテオグリカンに関しては配合されているものが少ないため、サプリメントや健康食品から取り入れる方が効果的です。
スキンケアの場合、配合濃度は0.1%前後で化粧品を使うことでプロテオグリカンの過剰摂取になるってことはまずないわ。過剰摂取は口から取り入れる場合のことね。
プロテオグリカンの摂取を控えたほうがいい人
鮭アレルギー:プロテオグリカンの原料は、サケ以外にも牛などがありますが、サケから抽出されるものが一般的なので、サケに対してアレルギーを持っている場合は、控えましょう。タンパク質のアレルギーを持つ場合:プロテオグリカンは、タンパク質とムコ多糖(グリコサミノグリカン)によってできているため、タンパク質を摂取することでアレルギー反応が出る場合は控えましょう。もしくはアレルギー検査をおこなうようにしましょう。
過剰摂取の心配より1日5mg(=5000μg)以上を目指す
一般的に言われているプロテオグリカンの摂取目安量は1日5mg〜200mgと幅広く、国レベルで摂取目安量は決まっていません。そのため、サプリメントメーカーによって摂取目安量はバラバラです。サプリメントや美容ドリンクでプロテオグリカンを選ぶときは、1日5mg(=5000μg)以上をひとつの目安にすると良いでしょう。
摂取制限はありませんが、他のサプリメント同様、飲めば飲むほど良いわけではないため、1日の摂取量よりも継続できるものを選ぶようにしましょう。
プロテオグリカンを取り入れるのも重要だけど、ミネラルやビタミンといった栄養補給も同じくらい重要だから、プロテオグリカンだけ摂れば肌や軟骨ケアができるって勘違いしないように。
保湿・エイジング・歩きやすさ目的別プロテオグリカン活用方法
安藤さん、プロテオグリカンはいつから使いはじめるといい?スキンケアだったら早めのエイジング対策として20代のうちから使える?
スキンケアとしては、保湿乾燥対策としても使えるから、年齢や時期を気にせず使うと良いわね。
プロテオグリカンはいつから使いはじめるのがよいか?
乾燥・保湿対策⇒乾燥が気になり始めたら◯
エイジング対策⇒乾燥に加えて、ハリ・弾力が気になり始めたら◯
普通肌の保湿ケア⇒特に肌トラブルをかかえておらず皮脂も十分にある場合は、△
脂性肌⇒保湿効果は高いが皮脂の分泌をサポートする働きもあるため、△or×
歩きやすさサポート⇒つまづく回数が増えた、起き上がるのが苦痛に感じはじめたら◯(ただし、早めの予防で長期間サプリメント等で取りつづけるのは×)
プロテオグリカンを取り入れる方法は3つあります。1つは、化粧品によるスキンケア化粧品で皮膚の角層にアプローチをするもの。2つ目はサプリメント、3つ目は美容ドリンクで全身のタンパク質補給をおこなう方法です。
コラーゲンドリンクと同様、プロテオグリカン配合のサプリメントや美容ドリンクを飲んだから軟骨や真皮層に直接行き渡るのではなく、まずは分解・吸収され、そのあとに必要な部位に必要な分だけプロテオグリカンが運ばれます。
サプリメントや美容ドリンクは、直接的な効果は期待できないけど、継続することでタンパク質不足が解消され、プロテオグリカンの効果をゆるやかに実感できるようになるわ。
目的 | 対策方法 | メリット |
---|---|---|
美肌・保湿対策 ⇒下部詳細へ | スキンケア 角層ケアは化粧品から取り入れるのが最有力対策 | 角層への浸透力、保水力、保水維持力、ターンオーバーサポート力で乾燥肌対策ができる |
エイジング / ハリ・弾力対策 ⇒下部詳細へ | 美容ドリンク+スキンケア 真皮と角質層のWケアが必要 | 美容ドリンク⇒即効性、浸透力、配合量◎ スキンケア⇒角層のうるおい補給でハリ感UP |
軟骨ケア対策 ⇒下部詳細へ | サプリメント 経口摂取で効率よくタンパク質補給 | サプリ⇒ドリンクよりも低価格、手軽に取り入れやすい配合量◯ |
プロテオグリカンを2週間とると、肌の弾力UPが期待できる
プロテオグリカンだけで摂取した場合、保湿力改善の効果は薄いため、コラーゲンと一緒に摂ることをおすすめします。それにより、保湿・弾力・たるみ・しわ・バリア機能・シミ対策を効率よく短期間で改善できると考えられます。
プロテオグリカン5mgを2週間摂取した場合、弾力・たるみ・しわ・バリア機能・シミ改善にとりわけ効果がみられ、魚鱗コラーゲンペプチド2500mgを4週間摂取した場合、効果の改善が見られたのは保湿(角質水分量増加)のみだった。
コラーゲンは、豚由来より魚由来。摂取量は1日5,000mg~10,000mgを目安にすることね。ニワトリ由来のコラーゲンについては安全が確認されてないからおすすめはできないわ。
美容ドリンクのメリット
・液体なので、サプリメントよりも吸収に優れている
・成分を高配合できる
・効果を実感するのに時間がかかるが、継続的な効果が見込める
・成分を高配合できる
・効果を実感するのに時間がかかるが、継続的な効果が見込める
美容ドリンクのデメリット
・サプリメントよりもコストが高い
・味がマズイと続けにくい
・飲んだプロテオグリカンがそのまま期待しているところに運ばれるわけではない
・味がマズイと続けにくい
・飲んだプロテオグリカンがそのまま期待しているところに運ばれるわけではない
ヒアルロン酸とプロテオグリカンの違い
ヒアルロン酸は、1gで6リットルの水分を抱え込むことができる
プロテオグリカンは、ヒアルロン酸が持つ保湿力よりも1.3倍高い(単純計算すると1gで7.8リットルの水分を抱え込むことができる)
プロテオグリカンは、ヒアルロン酸が持つ保湿力よりも1.3倍高い(単純計算すると1gで7.8リットルの水分を抱え込むことができる)
ヒアルロン酸同様、肌に存在する成分なので、肌なじみもよく浸透性に優れています。プロテオグリカンは、保水力に加え、保水維持力やEGFと同じような働きをするため、総合的に見るとプロテオグリカンのほうが効果的な美容成分と言えます。
特に、秋から冬にかけて湿度がガクンと下がる時期や乾燥肌対策としておすすめできます。
なるほど、プロテオグリカンは保湿力が高いんだね。ヒアルロン酸より上で、セラミドよりちょっと下っていう位置づけだね。
スキンケア化粧品であれば、プロテオグリカンと相性のいいヒアルロン酸が一緒に配合されているもの。美容ドリンクやサプリメントであれば、プロテオグリカンと一緒にコラーゲンが配合されているものを選んでみて。
なぜ、膝の痛みにプロテオグリカンが効果的なのか
関節のスムーズな曲げ伸ばしに必要不可欠
プロテオグリカンは、関節のスムーズな曲げ伸ばしに必要不可欠な軟骨成分です。骨と骨が直接触れると痛みを伴いますが、そうならないようにしているのが軟骨成分です。軟骨成分としてはわずか5%ほどですが、保水力に優れているため約70%を占める水分をしっかりとキープすることができるのはプロテオグリカンのおかげです。
いかにして5%しかないプロテオグリカンを減らさないようにするかが重要なんだね。
つまづき対策であれば、プロテオグリカンにプラスしてⅡ型コラーゲンやコンドロイチン、グルコサミンといった成分が一緒だとより効果が期待できるわ。繰り返しになるけど、一つの成分だけを摂るんじゃなくて、全体的なバランスを考えるように。
膝の炎症予防・対策ができる
40代を過ぎると、軟骨のすり減りを実感する人が増え、年齢とともに足腰の関節の痛みを訴える人が増えます。痛みをかばって運動をしなくなると、ロコモティブシンドロームという症状や変形関節症といったトラブルを抱えるようになります。
プロテオグリカンは、軟骨細胞の活性化を促したり、クッション効果を高めるという多機能性が期待できるので、グルコサミンやコンドロイチンを超える健康成分として注目を集めています。
軟骨=軟骨細胞+細胞外基質
軟骨細胞⇒ヒアルロン酸、Ⅱ型コラーゲン、プロテオグリカンをつくりだす
細胞外基質(=細胞外マトリックス)⇒水、Ⅱ型コラーゲン、プロテオグリカンがその役目を果たしている
細胞外基質(=細胞外マトリックス)⇒水、Ⅱ型コラーゲン、プロテオグリカンがその役目を果たしている
プロテオグリカンは、ヒアルロン酸やコラーゲンの産生を促したり、細胞マトリックスっていわれる細胞の外でプルプル感をキープするのに役立つんだよね。
そう。プロテオグリカンは多機能だから、減少する軟骨細胞と細胞外マトリックス両方の対策ができるのが特徴ね。
ロコモティブシンドロームとは
運動器症候群と言い、筋肉・骨・軟骨・関節・椎間板といった動く動作に必要なパーツの機能低下により、歩いたり立ったりすることが難しくなるという症状。進行すると介護が必要になります。
対策としては、運動機能を取り戻すために運動不足を解消したり、食事やサプリメントで軟骨や筋肉成分を補う方法があるわ。
グルコサミンとコンドロイチンとプロテオグリカンの関係
グルコサミン
プロテオグリカンの原料となる成分。細胞や組織を結合・修復する役割があり、1日1000〜2000mg摂ると、変性関節症の痛み対策に効果があります。グルコサミンからプロテオグリカンに変換されるまでさまざまな工程が必要になるので、効率良く軟骨成分を補うことを考えるとグルコサミンよりもプロテオグリカンを取り入れるほうが好ましいでしょう。
グルコサミンの長期間摂取に注意
ただし、身体はもともと自分でグルコサミンをつくりだす働きがあるため、外から若いうちから長期間グルコサミンを摂ると、自分でつくりだす再生力が弱まることもあります。
若いうちから膝の痛みを伴う場合は、自己判断のサプリメント摂取よりも意思の判断を仰ぎましょう。
若いうちから膝の痛みを伴う場合は、自己判断のサプリメント摂取よりも意思の判断を仰ぎましょう。
予防のためにせっせと若いうちから取り過ぎるのも良くないんだね。
コンドロイチン
コンドロイチンは、プロテオグリカンの一部で、骨の形成サポート、弾力や組織の伸び縮みを助ける役割があります。軟骨の約7割は水分ですがその水分を保ち、クッション性をキープするのがコンドロイチンです。グルコサミンとコンドロイチンって一緒に配合されてるんだけど、それぞれ役割は違うの。グルコサミンは軟骨の修正・再生やコンドロイチンの親分であるプロテオグリカンの原料になって、コンドロイチンは関節のなめらかさを維持するためになくてはならないクッションのような存在ね。
プロテオグリカン
プロテオグリカンは、グルコサミン等を原料にし、軟骨細胞からつくられます。コンドロイチンの親分的な存在です。軟骨を構成する割合はわずか5%ほどですが、肌の構造でいうセラミドのようななくてはならない重要な役割を果たします。
グルコサミン、コンドロイチン、プロテオグリカンどれも役割は重要だから3種類全部補えるものがあれば理想ね。
高品質プロテオグリカン配合サプリを選ぶ3つのポイント
非変性プロテオグリカンを選ぶ
プロテオグリカンを抽出するには、アルカリ溶液か酸につけて抽出する方法が一般的でした。しかし、プロテオグリカンは、コアタンパク質に糖が枝のようについている分子の集合体なので、この抽出方法をおこなうとプロテオグリカンとしての成分ではなくなることが判明しました。また、プロテオグリカンは糖タンパク質なので、たまごを茹でると硬くなるようにプロテオグリカンも変性して本来の役割を損ねます。現在では60℃以下の低温処理、もしくは非加熱で変性しないプロテオグリカンを抽出する方法が主流となっています。
プロテオグリカンの抽出・加工で注意すべき点は、以下の2つです。
・高温処理されていない
・アルカリor酸による抽出ではない
・アルカリor酸による抽出ではない
2つの項目をチェックする場合、抽出方法にこだわっているメーカーサプリメントであれば、ホームページを見るとどのように抽出・加工したのか書かれています。
非変性か変性については、賛否両論あるんだけど、非変性プロテオグリカンの方が身体への浸透が高いから、できれば非変性プロテオグリカンを選ぶと良いわ。
基準を満たしたGMP工場で製造されているか
サプリメントなど健康食品を販売するメーカーが増えた結果、品質の高いプロテオグリカンサプリメントから品質の低いものまで販売されるようになりました。わたしたち消費者が商品を見ただけでは品質の善し悪しを判断することは難しいのが現状です。選ぶ時の目安として、GMPマークがついているものを選ぶようにしましょう。
GMPマークがついているサプリを選ぶメリット
GMPとは、Good Manufacturing Practice(適正製造規範)の略で、原材料の受け入れから製造、出荷まで全ての過程において、製品が「安全」に作られ、「一定の品質」が保たれるようにするための製造工程管理基準のことです。
GMPマークをつけるまでには、厳正な基準をクリアするまでの時間や手間、コストもかかるから、GMPマークがついていればそれなりの安心・安全は得られるって思っていいわ。
配合成分順で一番上に添加物が書かれているものは選ばない
サプリメントや化粧品に配合されるプロテオグリカンは、鮭の頭部軟骨から抽出されたものです。サプリメントをつくるときには、防腐剤や乳化剤などが必要になります。主成分ではない添加物が配合成分欄で一番上に掲載されているもの、もしくは大々的にプロテオグリカン配合と謳っているのに、配合順が下から数えたほうが早い場合はその成分の効果は期待しにくいでしょう。
ひとつひとつの成分をチェックするのは難しいので、まずはパッケージだけで選ばず、配合成分をチェックするようにしましょう。
プロテオグリカンサプリメント選びのコツ
誰もが知ってるメーカー商品を選ぶ
配合成分を見てプロテオグリカンが1日1mg(=1,000μg)以上取り入れられるものを選ぶ
GMP認定工場で製造されているか
配合成分を見てプロテオグリカンが1日1mg(=1,000μg)以上取り入れられるものを選ぶ
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プロテオグリカンを増やす方法
プロテオグリカンは、もともと体内に存在しつくられるものです。ただし、以下の要因によって減少する場合があります。減少する理由を知り、減らさない対策を心がけましょう。
加齢・ホルモンバランス
40歳を過ぎると、プロテオグリカンの産生が落ちてきます。40歳というと、肌のシワやたるみが気になる頃でもあり軟骨はエストロゲンによって保護されているため、女性ホルモンのバランスが崩れ、エストロゲンが減少すると膝や腰の痛みを感じやすくなります。対策
女性ホルモン療法もありますが、高額であることに加え、外からコントロールするため、リスクを伴います。まずは正常な分泌がおこなわれるように規則正しい生活や食生活を心がけることが第一優先になります。関連記事
エストロゲン補充にホルモン剤はあり得ない
運動不足
関節を動かさないと血流や酸素が行き渡らず細胞からプロテオグリカンがつくりだされにくくなります。軟骨成分が減少すると、関節痛により歩くのがおっくうになったり、つまづきやすくなります。すると、ますます歩かなくなるため、筋肉量が一気に減ります。対策
軟骨を構成する成分を補給するとともに、歩いたり軽い運動が適しています。また、水中での歩行は膝への負担を軽減できます。難しいようであれば、膝の曲げ伸ばしなどストレッチ程度でもいいので、動く習慣をつけましょう。プロテオグリカン商品比較ランキングへ
肥満
わたしたちが歩く時、足には体重のおよそ3倍もの負荷がかかります。かかる負荷が重いほど、軟骨のすり減る量も多くなり、膝のクッション成分機能がもろくなります。すると、細胞の活性化が鈍るため、細胞からつくられるプロテオグリカンの量も減少してしまいます。
対策
ダイエットをしようといきなりハードな運動をすると、膝への負担がかかりすぎます。運動と食事のバランスがダイエット成功の秘訣ですが、まず行うべきは、食事メニューの見直しやサプリメントを活用して脂肪を減らすことです。プロテオグリカンを多く含む食材は?
プロテオグリカンは鮭の鼻軟骨から抽出しています。たとえば、東北地方の郷土料理である氷頭なますが代表的なメニューですが、つくるのに手間がかかったり、毎日続けるのは非現実的です。もちろん毎日の食事から取り入れることが望ましいですが、熱に弱いという特性ももつため、食事からの摂取よりもサプリメントやドリンクで取り入れるほうが続けやすく効率的です。
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プロテオグリカンの美容・健康効果検証と副作用のリスク まとめ
プロテオグリカンは、まだまだ研究が進み、これから新たな発見が期待できる成分です。実際、プロテオグリカンと血小板造血や免疫機能の関係性についても研究が進められており、まだまだ様々な効果が期待できます。
皮膚からは、保湿の決め手である角層とハリや弾力の源である真皮層にアプローチでき、体内ではタンパク質として減っていく軟骨成分を補う役目を果たしてくれます。
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